小ロット商品のパッケージデザインで気をつけること
パッケージデザインの依頼は、ロゴやチラシと比べて工程が多いです。デザインが完成してから印刷できるまでに、展開図の確認・印刷仕様の決定・法定表示の確認など、複数のステップがあります。初めてパッケージを作る方が見落としがちな点を整理します。
展開図から始める理由
パッケージのデザインは、平面の展開図に対して行います。箱の形状・サイズ・フラップの位置が決まっていないと、デザインを始められません。まず印刷会社またはパッケージメーカーに展開図(ダイカット型)を確認してから、デザインに入ることをお勧めします。
展開図が決まる前にデザインを始めると、後から形状が変わったときにデザインをやり直す必要が生じます。Sketch Harmonyでは、展開図の確認を制作開始前のステップとして必ず設けています。
小ロット印刷の特性を理解する
小ロット(100〜500個程度)のパッケージ印刷は、大ロットと比べて1個あたりのコストが高くなります。また、小ロット対応の印刷会社はオンデマンド印刷(デジタル印刷)を使うことが多く、オフセット印刷と比べて色の再現性が異なる場合があります。
特に金・銀・蛍光色などの特色は、オンデマンド印刷では再現できないことがあります。デザインの段階で使用できる色の制約を確認しておくことが重要です。
食品パッケージの法定表示
食品のパッケージには、食品表示法に基づく法定表示(名称・原材料名・内容量・賞味期限・保存方法・製造者など)を記載する義務があります。これらの表示はデザインの一部として組み込む必要があるため、表示内容が確定してからデザインに入ることをお勧めします。
法定表示の内容はデザイナーが決めるものではなく、事業者が確認・決定するものです。Sketch Harmonyでは表示内容の確認を促しますが、法的な判断は専門家(食品表示の相談窓口や行政書士)にご確認ください。
パッケージ制作は工程が多い分、事前の準備が仕上がりに直結します。初めての方は、まず相談から始めてください。